浜松市は、静岡大学の統合・分離再編を前提として、平成30年度の地方大学・地域産業創生交付金を内閣府に申請していました。
しかし、この申請書類を出した7月は、静岡大学と浜松医科大学が統合再編の協議が正式に行われたばかりの時期です。
この申請書は、全体で200ページ近くにものぼります。この膨大な申請書を浜松市が事前に用意していたことを考えれば、静岡大学の統合再編の話し合いが浜松医科大学と初めてなされた2018年7月23日以前に、浜松市と静岡大学は、大学の分離再編を前提とした申請書を作成していた可能性が高いと推察されます。

実際に浜松市の担当課は浜松市議会(2019年2月15日)で「この事業の申請の内容については、(静岡)大学と調整して、事業内容については(静岡大学と)連携のもとに組み立てをさせていただきました。」と述べています(http://shizudai-saihen.lsv.jp/post-788/)。
一方、田辺静岡市長が、静岡大学学長から大学再編問題について説明を受けたのは、田辺市長の 6月定例記者会見によれば、2019年2月のことです。
浜松市が静岡大学と相談して、大学の分離再編を前提として申請した申請書(情報公開請求に基づき 浜松市より公開された資料)を公開します。
浜松市による平成30年度 地方大学・地域産業創生交付金の申請書