知事定例記者会見(2019年3月26日)より抜粋
質問「県内の大学につきまして、静岡大学と浜松医科大学で法人統合、そして大学の再編が進んでいますが、静岡大学の一部の先生からは規模の縮小なので見直しなどを求める署名をされているという報道があります。知事は今後の両大学についてどのように期待またはされているか教えて下さい。」
知事「まず知事としてではですね、あるいは行政としてですね。あの、ええ、教育に対しては中立性、継続性、安定性というものが保たれるようにしないといけないので、これがいいというようなことを干渉するようなかたちで言う立場にはないということ、であります。で、一方、いまの大学は少子化の中ですね、ええ相当、淘汰が進んでおります。それで国際的な大学として、ええ立ちゆくような大学と、もう一つは地域密着型の大学と、それからまあ特別な専門的な大学とかですね、そういう3つくらいのカテゴリーに分かれているわけども、あの県内ではですね、あのもちろん国際的なレベルの研究もされているんですけども、地域と密着した大学をつくっていこうというところ全体、選ばれていますね。国立大学も、それから公立大学もですね。ええ、私立大学もそういうところがあると思います。そういう意味ではですね、それに相応しい、つまり新しい時代に応じた大学のあり方はどういうことで、あの2つの国立大学がお話をされ、またさらに一部民間の私立大学院大学も入っていますね、そこも関与しながらやっていこうと、これからこういう動きは加速すると思いますね。ですから、それはまあ、僕の状況の判断ですが、静岡大学に関して、こうしたほうがいいと、いうようなことは、私の立場から言うべき立場ではない、と思っています。大学の自治ということと、大学のいわば理念に即した形で、再編される場合には、まあ言論の世界ですからね、徹底的に議論して納得づくめで、しかしあの100%全員が同じ意見を持つということはないです。そこは文字通り、あの民主的手続きさえしっかりしていれば、少数意見は尊重されつつも、ええ多数意見に従うというのがルールではないかと思っております。」
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