令和元年6月定例会 代表質問(2019年6月24日)

本会議インターネット中継録画より抜粋
動画はこちらです。
https://shizuoka-pref.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=798

「代表質問」は、議員個人が質問する「一般質問」に対して、会派を代表して行われる質問です。


59分22秒頃 佐地茂人議員(自民改革会議 静岡市駿河区)
次に県内大学再編への対応について質問します。昨年6月28日に中央教育審議会大学分科会将来構想部会は、今後の高等教育の将来像の提示に向けた、中間まとめをとりまとめました。

この中で、公立大学(国立大学?)における一法人複数大学制度の導入や、国公私の枠を超えた連携を可能とする大学等連携推進法人制度の創設等を提案したのであります。

10月24日には、公立大学(国立大学?)の一法人複数大学制度等について調査検討会議において、静岡大学と浜松医科大学の統合案が示されました。

同大学作成の資料によれば、2021年度に経営統合し、静岡大学静岡キャンパスを中心とする静岡大学と、静岡大学浜松キャンパスと浜松医科大学を中心とした新大学を設置するとのこと、また、2023年度には、地域の公私立大学の参画を得て、文部大臣が認定する大学等連携推進法人の設立を目指すというものであります。

これが実現すれば、県立大学薬学部と静大の理学部が連携し、非常によい効果が期待されそうです。

また文化芸術大学の学生が浜松の新大学の講義を受けることも期待できそうであります。

しかしながら、いま以上に、理系大学が西部地区に偏るなど、大学の地域のバランスが崩れることも、懸念されるのではないでしょうか。

また、県全体を考えれば、東中西のバランスがどうなるのでありましょうか。こうしたことを踏まえ、今後の県内大学のあり方については、関係者が十分に議論を重ね、方向性を共有することが重要ではないでしょうか。

そこで静岡大学と浜松医科大学の再編に対し、県はどのように考えるのか。

また、今後、県立大学を含む、県内大学の魅力向上にどのように取り組んでいくのか、伺います。


1時間15分23秒頃 植田 文化・観光部長
県内大学再編についてお答えします。

人口減少や科学技術の進展により、高等教育機関には、社会の変化に対応できる人材を育成し、産業や地域の活性化に、いっそう貢献していくことが求められております。

こうした中、静岡大学と浜松医科大学は本年3月運営法人を新設し、大学を再編することで合意いたしました。

両大学は、専門委員会を設置し、静岡地区、および浜松地区における、大学の将来像、振興策について検討することとしております。

両大学には、十分に議論を重ね、関係者や地域の懸念などに丁寧に対応するとともに、行政や企業等との連携を強化し、地域活性化の中核を担う大学となることを期待しています。