新聞からみる大学統合再編

静岡大学の統合再編問題をとりあげた新聞記事をまとめました。
新聞名記事タイトル記事概要
2019/11/15 
静岡新聞
浜松地区大学名 2候補 静大学長 
今月中にも決定の意向 
学生対話集会
静岡大と浜松医科大の法人統合・統合再編を巡り、静大の石井潔学長は14日、同大浜松キャンパスで開かれた学生との対話集会で、浜松地区大学の名称について「浜松医科工科大」と「浜松国立大」の2候補の中から決定すると明らかにした。
 対話集会は静大情報学部の学生有志が企画し、事前にインターネットで募った学生の質問に答える形で進めた。/浜松キャンパスにある工学部、情報学部からも提出された名称案を含めて協議した上で2候補に絞った経緯を述べ、早ければ11月中にも決定したい意向を示した。
 静岡地区大学の名称は「静岡大」を維持する見込みとした。
2019/11/14
静岡新聞
3月から無償貸与 静大と浜医大 
統合再編準備室 浜松市
浜松市は13日、静岡大と浜松医科大が法人統合・大学再編に向けて浜松地区の新大学設置準備室を開設するため、市が所有するJR浜松駅に近いビル1階のスペースを2020年3月から無償で貸し付ける方針を明らかにした。改修費も市が負担する方針。
 同日の市議会総務委員会で報告した。再編では静大浜松キャンパスの工学部、情報学部と浜医大によって浜松地区の新大学が構成される見通し。市の担当者は、両大学と意見交換した上で、医工連携や情報技術(IT)を活用した医療などの研究がさらに進むとの認識を示した。「研究成果が地元産業に還元されることが期待できる」として支援を決めたという。/委員からは改修費の負担や無償の貸し付けを疑問視する意見も出た。市は大学の強化が市内産業に貢献することや、公共団体に対して減額や無償で施設を貸し付けられる規定があることを強調した。
2019/11/14 
中日新聞
浜松に大学統合準備室 
市施設改修し無償貸し付けへ
静岡大と浜松医科大が目指す国立大学法人の統合と大学再編で、浜松市は両大学が利用する準備室としてJR浜松駅近くにある市所有の施設「いきいきプラザ中央」(中区板屋町)の東側一階部分を無償で貸し付ける。改修し、2020年4月から事務室として使えるようにする。13日の市議会総務委員会で報告した。/市はこれまで、統合・再編について「大学の機能強化で浜松の産業への貢献が期待できる。行政として最大のサポートをしていく」(鈴木康友市長)との方針を示してきた。両大学関係者と意見交換する中で、事務室を貸して支援することにした。改修費も市が負担する。準備室は統合・再編後はなくなるため、貸し付けるのは期間限定となる。/市議会総務委では複数の議員が発言し、市が改修費を負担する根拠や正当性をただしたほか、統合・再編の成り行きを心配する声も出た。
2019/11/05 
朝日新聞
再編に反対シンポ 
静大教員、学長リコール検討
静岡大と浜松医科大の法人統合・再編計画をめぐり、静岡大を東西に二分する案に反対する教員らが2日、静岡市葵区でシンポジウムを開いた。会場で再編に反対する静岡大の教員有志が、石井潔学長にあてた署名活動を開始。学長に対するリコール(解任請求)を検討していることも明らかにした。/本橋令子・前副学長は「静岡大は地元自治体に対し、説明責任を果たしていない。再編・統合案は、浜松市には2018年6月ごろ説明したのに対し、静岡市には19年2月と明らかな差がある」と指摘。署名は今月いっぱい集め、石井学長に提出する。計画の白紙撤回がなければ、年内にも教職員1100人の3分の1の同意を得て学長のリコールに踏み切る考えだ。
 シンポジウムでは静岡大農学部同窓会も再編計画の再考を強く望む特別決議を採択したことが報告された。
2019/11/03
静岡新聞
白紙撤回へ署名開始 
再編反対の静大教員
静岡大と浜松医科大の法人統合・大学再編を巡り、再編に反対している静大の教員が2日、石井潔学長に再編案の白紙撤回を要求する署名活動を始めた。インターネットを利用して市民からも募る。
 「再編する」とした機関決定の凍結▽石井学長が田辺信宏静岡市長に設置を申し入れた「静岡大学将来構想協議会」での再編案の白紙からの検討▽協議会の公開-を求める。認められない場合「リコール(解任請求)を予定している」という。
2019/11/03
中日新聞
「浜医大との再編凍結を」 
葵区でシンポ
静岡大と浜松医科大の法人統合・大学再編のあり方を考える第三回シンポジウムが2日、県産業経済会館(静岡市葵区)であり、約百人が参加した。
2019/11/01
静岡新聞
「静大・浜医大」採択発表 
文科省「特徴 明確に」 大学改革補助金
"文部科学省は31日、2019年度の国立大学改革強化推進補助金で、運営法人の統合と大学の再編で合意した静岡大と浜松医科大による共同申請を採択したと正式に発表した。同補助金の審査に当たった検討会は所見で、静岡地区大学について先導的な教育研究や産学連携の展開を期待する一方、その特徴をより明確にするよう注文も付けた。/両大は18年度も申請したが、静岡地区の統合メリットが見えないとの指摘を受け、不採択だった。検討会は所見で、18年度の構想に比べ「静大のイニシアチブが全面に出てきたことは望ましい」と評価。他方、新設する未来社会デザイン機構の特徴を明確化するよう求めた上で「現在の静大が結果的にかえって特徴のない大学になってしまうのではないか懸念がある」とした。
 統合・再編 「地元理解」求める
 国立大学改革強化推進補助金に採択された静岡大、浜松医科大の構想は、法人の統合と大学の再編を含んでいる。文部科学省は交付決定を通知する際、改めて「一法人複数大学制度の活用に当たっては、地元自治体等の関係者の理解を十分に得て進めるべき」との留意事項を付記した。
 両大の統合・再編を巡り、静岡市の田辺信宏市長や同市議会から説明不足を指摘する声が上がっている。静大の石井潔学長は9月、田辺市長に「静岡大学将来構想協議会」の設置と「ゼロベースでの議論」を申し出た。
 留意事項を受け、静大は「学内外の方々に十分な説明を行い、理解を得るよう努めていく」とホームページ上で表明した。石井学長は取材に対して、同協議会の初回を11月中に開きたい意向を説明。同補助金を審査した検討会の懸念や指摘については「どれだけ構想を具体化できるかが課題。成果を挙げていきたい」と述べた。
2019/11/01
朝日新聞
静大再編考えるシンポ/静岡県 
パネリストは宇都宮大の田原博人元学長、静岡大人文社会科学部の田島慶吾副学部長、同大農学部同窓会の中村元弘さん。法人を統合し、静岡大を静岡、浜松キャンパスに分けて、静岡キャンパスで1大学、浜松キャンパスと浜松医科大で1大学とする現行の案は、静岡大の規模縮小を伴い、大学教員のほか、静岡市長、市議らからも「ゼロベースでの再検討」を求める意見が出ている。
2019/10/31
静岡新聞
大学改革補助金 採択 静大と浜医大 申請分 
文科省 近く公表
文部科学省の2019年度国立大学改革強化推進補助金を巡り、運営法人の統合と大学の再編で合意した静岡大と浜松医科大の申請が採択されたことが30日、複数の関係者への取材で分かった。近く公表される見通し。/両大の再編を巡っては、静岡市の田辺信宏市長や同市議会から説明不足を指摘する声が上がっている。文科省は統合・再編の留意事項として、地元自治体などの理解を得た上で進めるよう各大学に通知を出している。
2019/10/29
静岡新聞
静岡大と浜松医大 
再編考えるシンポ 2日、静岡
静岡大と浜松医科大の大学再編を考えるシンポジウムが11月2日午後1時半~同4時、静岡市葵区の県産業経済会館で開かれる。
2019/10/24
静岡新聞
静大学長、学生と対話
浜松医科大と再編統合 説明
静岡大と浜松医科大の法人統合・大学再編を巡り、静大の石井潔学長は23日、学生との対話集会を静岡市駿河区の同大静岡キャンパスで開き、統合再編の狙いを直接伝えた。学生約30人が参加した。新法人の本部設置場所については、現時点ではスペースの問題などから「事実上、静岡キャンパスの今の本部の建物に置かざるを得ないだろう」と述べた。/石井学長は9月、静岡市の田辺信宏市長に「静岡大学将来構想協議会」の設置と「ゼロベースでの議論」を申し出た。学生からゼロベースの意味を問われ「大学としては方向性を機関決定しているので、今の(統合再編)案を説明する。大学の提案に縛られないで、いろいろな意見を聞くということ」とした。
2019/10/24
中日新聞
統合・再編で
静岡大学生が学長と意見交換
学生からは学内への周知が不足している点に不満の声が出た。石井学長はホームページ上で経緯を詳細に掲載している点に触れ、「説明不足だとは考えていない。早い段階で学生から要望があれば、対話の機会を設けた」と回答した。/静岡側の大学の規模が縮小する可能性への不安の声も聞かれた。石井学長は2020年4月をめどに、新たに設置する「未来社会デザイン教育・研究機構」を打開策として挙げ、「学部間の連携を深めて地域社会へ政策を提言していく」と述べた。/今後、静大が静岡市議会と設置する協議会で「ゼロベース」で大学の将来を話し合う旨が表明されている点について、石井学長は「ゼロベースというのは今の案を白紙にすることではなく、自由に意見を募るという意味」と加えた。/対話集会は、学生が八月に提出した意見交換の場を求める署名に応えて実施された。集会後、静大吹奏楽団に所属する農学部三年の大東直香さん(21)は統合・再編により、これまでの枠組みで部活が大会に出場できなくなる点を寂しがり、「分断となれば、新入生の勧誘など、今後の部のあり方に大きく影響する」と表情を曇らせた。
2019/10/15
しんぶん赤旗
静岡大学の再編 全会派が「反対」
静岡市議会文科省要請
静岡大学と浜松医科大学の統合・再編について静岡市議会の全会派は、「現状の進め方については、反対です」とした「国立大学法人静岡代学再編構想についての申し入れ書」に署名、9月末に文科省に提出しました。「申し入れ書」は自民党市議団が提案したものです。静岡大学は静岡市に4学部と浜松市に2学部があります。/静岡市側は規模が小さくなることから、「申し入れ書」は「学部連携による様々な教育プログラムや地域との連携の取り組みに支障が出る恐れがあります」と懸念を表明しました。/さらに、静岡大学の教職員、学生などから反対の声明文が出されたことに言及し、「市民に対しても、静岡大学から十分な説明があったと思えません。」「文部科学省においても、拙速に事を進めることのないように議会の総意をもって、ここに申し入れいたします」と結んでいます。
2019/10/01
朝日新聞
静大再編の姿勢に苦言
静岡大と浜松医科大の法人統合・再編について、静岡市の田辺信宏市長は30日の市議会本会議で、静岡大の石井潔学長から「静岡大学将来構想協議会」設置の申し出を受けたことを明らかにし、「ゼロベースでの議論をと言われた通り、(静岡市として)大学の将来像や地域貢献について検討を深めたい」と話した。大村一雄市議(自民)の質問に答えた。
 田辺市長は、「大学の統合再編については、地元自治体の十分な理解を得て進めることが最も重要」という文部科学省の見解を引き合いに、「静大の取り組みは不十分な状況にあるといわざるを得ない」と大学の説明不足を批判した。
2019/10/01
静岡新聞
静岡大の再編
協議会設置へ
学長、市長に申し出
静岡大と浜松医科大の法人統合・再編を巡り、静岡市の田辺信宏市長は30日の市議会9月定例会で、静大の石井潔学長から同大の将来像を議論する協議会設置の申し出があったことを明らかにした。大村一雄氏(自民)の総括質問に答えた。
 田辺市長は26日に石井学長と面会したと明らかにし「静岡大学将来構想協議会を設置し、(市に)ゼロベースでの議論をお願いしたいと申し出があった。協議会で静大の将来像や地域貢献について検討を深めたい」と述べた。
 静大によると、法人統合・再編に不安の声があることを受け、市や地域住民に再編案を説明する必要があると考え、設置を申し出た。協議会の開催時期やメンバーは今後、市と協議する。法人統合・再編を巡っては市議会最大会派の自民党市議団が反対の意向で、田辺市長も「説明責任を果たしていない」と苦言を呈していた。
2019/09/11
中日新聞
浜松医大統合
静岡大の石井学長に聞く
静岡大の石井潔学長が中日新聞社のインタビューに応じ、法人統合・大学再編に向けた浜松医科大との協議状況などについて語った。法人本部は静岡市内に設置する方向で調整していることを明らかにした。/質問:法人本部は静岡市と浜松市のどちらになるのか。回答:本部の場所は静岡市にする方向で関係者で合意ができている。街中になるのか、キャンパス内になるのかはまだ決まってはいない。/質問:静岡市長や市議団から理解を得られていない。回答:新聞の報道を通じて、間接的にしか話を聞いていない。直接主張を伺っているわけではないのでコメントはできない。/質問:静岡キャンパスの教員からも理解が得られていない部分もある。回答:それもやはり、間接的に断片的な情報しか聞いていない。/質問:-昨年、不採択になった(教育研究組織の再編成などを支援する)国立大学改革強化推進補助金を今年も申請した。回答:昨年は、再編統合の意思決定前で申請時に詳細なことを書けなかった。そういう意味で、「未来社会デザイン教育・研究機構」を具体的な事例として挙げさせてもらった。今年は採択される可能性は昨年より高いと思っている。/質問:未来社会デザイン教育・研究機構はどのような組織か。回答:地域社会への政策提言を推進するため、国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)をテーマとする組織をつくる。規模はSDGsに特化した静岡キャンパスの教員を中心に三十人程度でつくる。その教員らを中心に大学一体となって地域の課題に取り組みたい。
2019/09/02
大学フォーラムつうしん
大学統合再編の自治と形骸化
ー静岡大学で何が起こっているのか
全体の骨子は、「国立大学再編とアンブレラ方式」「静岡大学と浜松医科大学の統合再編ー静大「分離」構想」「構想合意なき再編と反対運動の展開」「学問自治の形骸化と問われる民主主義」である。最後に3つの問題点が指摘されている。(1)法人化以降、学長のトップダウ ンによる大学運営が常態化し、ボトムアップに よる大学自治が形骸化したことである 。そのこ とが、学内の教職員・学生の反発と不信を買い、 反対運動の引き金となった。(2)大学が申請した、2018 年度の国立大学改革強化推進補助金が不採択となったが、 その理由の一つが「静岡地区の統合メリットが見えない」とされた点である。つまり、今回の統合再編は、大学執行部と浜松地区の一部財界に よる「医工連携」にシフトした構想であり、その 他の領域や地域でのメリットが不透明である点を突かれたものである。そうした中で、昨年 7 月、浜松市が「地方大学・地域産業創生交付金」 を内閣府に申請し不採択となった事実も明らかになった。同申請書には、静大と浜医大の、分離を前提とした統合再編の内容とスケジュールまでが明記されている。学内での合意は勿論、報 告・周知すらなされていない段階で、一自治体が大学の組織改革を含む、国への交付金申請を行なった事実は、大学の自治と構成員に対する 重大な背信とみなければならない。(3)学内関係者のみならず、重要なステークホルダーである地域や自治体に対する説明責任が十分に果たされていない点である。今年 3 月、学長は経営協議会において、今回の統合再編には知事や市長から賛同を得ていると説明 したが、県知事と静岡市長はその後、定例記者会見で「賛同しているとは言っていない」とし、大学に抗議し説明を求めている。記事全文は、「大学フォーラム 大学の危機をのりこえ、明日を拓くフォーラム」HP (http://univforum.sakura.ne.jp/wordpress/)で。
2019/08/31
静岡新聞
「浜松医科工科大」反対
/静大生、新名称で学長に署名
静岡大と浜松医科大の法人統合・大学再編を巡り、静大情報学部の学生有志が30日、浜松地区大学の名称候補となっている「浜松医科工科大」に反対する438人分の署名を石井潔学長に提出した。/石井学長は「まだどの案とは決まっていない。浜医大との連携協議会で紹介する」と述べた。/「再編自体には賛成」という学生らは取材に対して、浜松医科工科大の名称では「情報学部の存在感が薄れてしまう」と懸念。静大が実施した高校生アンケートで最多を集めた「浜松国立大」が「偏りがなく、同一法人の静岡、浜松の大学の名称として良いのでは」と語った。
2019/08/31
中日新聞
新大学名称案に反対
/静大情報学部生が署名提出 
静岡大と浜松医科大の法人統合と大学再編で、浜松地区の新大学の名称案「浜松医科工科大」に反対する静大浜松キャンパスの情報学部生が三十日、石井潔学長に四百三十八人分の署名を渡した。/静大情報学部二年の学生らが石井学長に署名を提出。「最有力とされる『浜松医科工科大』では情報学部の存在感が薄れ、就職に影響するのではと懸念がある」と説明。「名称を決める議論で加味してほしい」と要望。/石井学長は「名称では教員の中にもいろいろ意見がある」とし、「今回もらった意見を、両大の連携協議会で紹介する」と述べた。
2019/08/25
静岡新聞
農学部同窓会、合意再考を要望 静大再編、特別決議静岡大と浜松医科大の法人統合・大学再編をめぐり、静大農学部同窓会は24日、2大学を静岡地区の大学と浜松地区の大学にするとした両大学の合意に対し、再考を要望する特別決議案を了承した。/同窓会の福村徳三郎会長は「必要なのは静岡大の分離・分割ではなく、協働、連携すること」などとする静大農学部教職員有志の会などの見解に同意を示した。
2019/08/25
中日新聞
農学部同窓会「再考を」/静大キャンパス分離に反対静岡大と浜松医科大学の法人統合・大学再編を巡り、静大農学部同窓会は24日、静大東西分離に反対し、大学側に再考を求めることを決議した。/福村同窓会長は「狭い選択肢の中でしか検討されていない。いろんな可能性を含めて討議するべきだ」と話した。集会にはおよそ80人が参加。現行の再編案に反対する教員の講演もあった。
2019/08/22
静岡新聞
大学名 今秋決定へ 
法人本部 静岡設置でほぼ一致 
浜松医大との再編 
静岡大・石井潔学長に聞く
石井学長との主なやり取りは次の通り。-静岡市の田辺信宏市長が「説明責任を果たしていない」と指摘し、自民党静岡市議団も再編に反対の意向を示しているが。 「市長、市議団から直接話をいただいておらず、現時点では間接的に聞いているだけなので、コメントは差し控えたい」/-学生有志が丁寧な説明と合意形成を求めて提出した署名への対応は。
 「学生の申し入れについては、時間のある限り応じたい。ただ、学生側は『学生の合意を得て再編を進めて』と主張しているが、手続き的に合意は必要ないと考えている。僕が『冷たい学長』ということではなく、そういう仕組み。反対する人たちから『これはおかしい』とこれまでと違った指摘があれば立ち止まることはあるだろうが、今現在は考慮すべき新しい指摘はないと感じている」/-昨年不採択となった国立大学改革強化推進補助金を今年も申請した。再び採択されなかった場合の影響は。 「補助金の採択・不採択が、統合再編に直接影響することはないと考える。ただ、採択されれば移行期のランニングコストという点で助かる。昨年は再編統合の意思決定前で申請時に思い切ったことを書けなかった。今年は具体的に書き込むことができ、採択される可能性は昨年より格段に高いと思っている」
2019/08/22
静岡新聞
SDGs推進、地域へ提言強化 
静岡大「新機構」来春設置
静岡大は21日までに、国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)の推進をはじめ、地域社会への政策提言を強化するため、2020年4月をめどに「未来社会デザイン教育・研究機構」を静岡キャンパス(静岡市駿河区)に設置する方針を固めた。浜松医科大との法人統合・大学再編後も、静岡地区大学の象徴的機関に位置付ける。/浜松地区で光医工学分野の発展へ期待が高まる一方、静岡地区については「ビジョンが見えない」との指摘が学内外にある。静大の石井学長は「人文的な知や理学的な知などを未来社会デザインという形で結び付けていくことは、今後の方向性として自然の形」と強調。未来社会デザイン教育・研究機構を「静岡地区大学の特徴を出す上で、売りにしていきたい」としている。
2019/08/21
中日新聞
静大・浜医大統合
/静岡市に新法人本部
/大学本部は浜松市に
静岡大と浜松医科大が目指す国立大学法人の統合と大学再編で、統合後の新法人「静岡国立大学機構(仮)」の本部の設置場所が静岡市内で固まったことが、複数の関係者への取材で分かった。/関係者によると、浜医大側も本部を静岡市内に置くことに同意している。具体的な場所は検討中だが、JR静岡駅近くが望ましいと主張している。/ただ、同市議会最大会派で過半数を占める自民党市議団や田辺信宏市長は再編に否定的な見解を示しており、市側の協力を得られるかは不透明だ。/一方、浜松市は再編に賛同しており、JR浜松駅近くで市が管理する施設の無償提供も検討している。
2019/8/19
文教速報
今日の話題
/2大学から17件
/国立大学経営改革促進事業申請状況
文部科学省は、公募を行っていた国立大学改革強化推進補助金(国立大学経営改革促進事業)の申請状況を取りまとめ、公表した。今年度は20大学から17件の申請があった。/この事業は、国立大学の経営改革の実装を実現・加速し、国立大学のモデルとなり得る意欲的で先進的な取組に対する支援を行うもの。平成30年度から、学長のリーダーシップによる明確な経営改革構想に基づくスピード感ある取組に対して集中的・重点的に支援を行い、国立大学の経営改革を推進している。/支援対象は1)大学間連携や産学連携の推進等による地域イノベーションの創出等に取り組む国立大学法人と、2)世界最高水準の教育研究の展開が見込まれる国立大学法人。事業期間は3年間。/申請のあった17件のうち、静岡大と浜松医科大は、「☆大学間連携や法人統合等を改革の中核とする大学(7大学、4事業)」に、「地域の知と人材の集積拠点としての静岡県の国立大学構想」として申請した。/今後、文科省に設置された「国立大学改革強化推進補助金に関する検討会」で審査を行い、選定結果を公表する予定。
2019/08/10
全大協新聞
静岡大学・浜松医科大学のアンブレラ方式について(論壇)
静大再編をめぐる論点として、次の3点があげられている。第一に、法人化以降、学長のトップダウンによる大学運営が常態化し、ボトムアップによる学部自治が形骸化したこと。第二に、2018年に国立大学改革強化推進補助金が不採択となったが、その理由の一つが「静岡地区の統合メリットが見えない構想」とされた点。つまり、大学と浜松一部財界による「医工連携」に主眼が置かれた構想になっており、その他の領域におけるメリットは不透明であること。第三に、ステークホルダーともいえる地域への説明責任が不十分だということ。実際、学長が3月の経営協議会において、知事や市長から賛同を得ていると説明しているが、これに対して県知事や静岡市長は定例記者会見において「賛同とは言っていない」として大学に抗議している。以上の点を含め、問題の概説が記載されている。
2019/08/07
朝日新聞
静大再編めぐり、学長に署名提出 
学生ら対話集会求める/静岡県
静岡大と浜松医科大の法人統合、再編計画をめぐり、静岡大の学生らが6日、学長から学生への経緯説明を求める請願書を、1013人分の署名を添えて提出した。学生有志代表の農学部4年は石井潔学長の前で、対話集会の開催などを求める請願書を読み上げ、「1カ月足らずで全学生の1割にあたる署名が集まった。この問題で学長の、学生に向き合う姿勢に問題があることを示している」と指摘。「学長自ら輪の中に入って学生に語りかけてほしい」「学生も含めた合意形成を」と訴えて、静岡、浜松両キャンパスの教員、学生と学長によるシンポジウムの開催を要求した。/石井学長は「学生が関心を持ってくれるのはいいこと」と話し、シンポジウムの開催に向け日程調整をすることを約束。一方で、「僕自身は説明の仕方が不十分とは全く思っていない」と話した。
2019/08/07
中日新聞
静岡自民市議団反対へ/
大学再編、学生は説明求める
静岡大学と浜松医科大の法人統合・再編を巡り、静岡大が立地する静岡市の市議会最大会派で、過半数を占める自民党市議団は「再編ありきで、学内のみで議論が進んでいる」として、現状の再編案に反対する意見書を9月定例会に提案する検討を始めた。/自民市議団は、再編案に反対で団結。鈴木和彦会長は「総合大学が求められている中、静岡大を縮小させる意味が分からない。もう一度ゼロベースに議論をし直すべきだ」と語った。/本誌の取材に、静岡大・石井潔学長は「これまでの説明の仕方が不十分だとは全く思っていない。(市議団などの動きは)間接的に知っているだけなので、コメントは控える」と述べた。/静岡大の学生有志らは再編合意に至る経緯の説明や、意見交換の場の設定を求める1013人分の署名を、石井学長に提出した。
2019/08/07
静岡新聞
「説明の場を」1013人分署名 
静大生、浜医大と統合・再編で
静岡大と浜松医科大の法人統合・大学再編を巡り、静大の学生有志が6日、学生への説明の場やシンポジウムの開催などを求める1013人分の署名を石井潔学長に提出した。/署名活動の代表者の農学部4年は「『説明して終わり』ではなく、改めて学生や教員らステークホルダー(利害関係人)との合意形成をきちんと図ってほしい」と要望した。/石井学長は取材に「学生が関心を持ってくれることはありがたい。ぜひ対話の機会を設けたい」とした上で「これまでの説明が不十分だとは思っていない」とも述べた。
2019/08/05
しんぶん赤旗
静岡大学と浜松医科大学の再編
/ちらつく大企業の“影”
浜松ホトニクスは浜松市に本社を置く大企業で、主力製品は光電子倍増管。同社の晝間明社長は静大の経営協議会委員を務め、「(企業では)従業員に意見を聴いてから進めるのではなく、決めてから意見を聴く」と主張、再編案を後押した。晝間社長は静大と浜医大の学長との鼎談(16年10月)で、浜医大と静大の工・情報2学部との連携を強調していた。/浜ホは私立の光産業創生大学院大学を事実上経営し、理事長は晝間社長。/静岡県の川勝平太知事は「2つの国立大学がお話しされ、そこに民間の大学院大学も入っていますね。こういう動きがこれから加速すると思います。」(3月26日の記者会見)と語っている。/昨年4月、静大と浜医大は博士課程「光医学工学共同専攻」を設立。記念式典では、塩谷立元文科相・自民党衆議院議員と文科省の善本博司高等教育局長が来賓あいさつ、祝賀会では晝間社長が乾杯の音頭をとった。/政治資金収支報告(15〜17年)を見ると、浜ホトは毎年、塩谷議員が支部長の自民党静岡県第8選挙区支部に550万円の企業献金をしている。7年には、浜ホは、国の補助金を受けた企業は政治献金が禁止されているにもかかわらず、550万円の違法献金をしている。/国立大学は国民共有の財産。地元産業の発展に地元の国立大学が協力することは否定しないが、企業の事業展開や利益に従属させるような大学再編はあってはならないこと。
2019/08/03
静岡新聞
静大と浜医大 統合・再編
浜松市が準備スペース 無償提供申し出
静岡大と浜松医科大の法人統合・大学再編を巡り、浜松市が、浜松地区の新大学設置準備室として利用できるよう、JR浜松駅近くの市管理スペースを無償で貸し出すと大学側に申し出ていたことが、2日までの関係者への取材で分かった。/これまで浜松市は両大の統合・再編に対して、産業貢献への期待を込めて「行政として最大限のサポートをしていく」(鈴木康友市長)との姿勢を示してきた。/市の担当課は「事実関係を含めコメントできない」としている。
 再編について、静大静岡キャンパスがある静岡市の田辺信宏市長は、大学当局が説明責任を果たしていないなどとして「協力のしようがない」との立場で、浜松市の姿勢と温度差がある。
2019/07/27
静岡新聞
「説明責任果たしてない」 
静岡大と浜医大再編
静岡市長が苦言
静岡大と浜松医科大の法人統合・大学再編について、静岡市の田辺信宏市長は26日の定例記者会見で「(大学当局は)説明責任を果たしていない。行政、議会、市民に対してはもちろん、学内でもまだまだ十分な説明が行き渡っているとは思えない」と苦言を呈した。また、田辺市長は現状の案では静岡市にメリットはないと指摘し「(今のままでは)協力のしようがないというのが実感。拙速に進めるべきではない」と述べた。
2019/07/16
静岡新聞
新大学名巡り反対決議
浜松医大再編
静大の情報社会学科
静岡大と浜松医科大の法人統合・大学再編を巡り、浜松地区の新大学名の候補に「浜松医科工科大」が検討されていることに対し、静大情報学部の情報社会学科が反対決議をしたことが、16日までの関係者への取材で分かった。/「もし決定されるようなことがあれば、大学統合への参加を見直すことも辞さない覚悟」と強調。静大による県内高校生へのアンケートで最多を集めた「浜松国立大」を第1候補とすべきとしている。静大の石井潔学長らに決議文を提出したという。
2019/07/15
朝日新聞
静大再編に慎重、教員らがシンポ 
浜松医科大と法人統合
/静岡県
静岡大と浜松医科大の法人を統合し、静岡地区と浜松地区の二つの大学に再編する計画をめぐり、再編に慎重な静岡大の教員有志が14日、静岡市駿河区で公開シンポジウムを開いた。約120人が参加した。/会場には2日に「大学の統合再編に関する合意形成の改善を求める署名」を始めた静岡大農学部4年の姿もあった。学長との対話集会を求め、13日までに733人の署名が集まったという。この動きに対し、石井潔学長は10日、1年9カ月ぶりにブログを更新し、長文の説明文を掲載したが、西川さんは「学生が求める説明にはなっていない」と指摘。月末までに1千人の署名を集めるつもりだ。
2019/07/15
中日新聞
静大・浜医大再編 第2回シンポ
「学生、教員にもっと説明を」
静岡大と浜松医科大学の国立法人統合・再編を考える第二回学外シンポジウムが開催され120人が参加した。/進行役の日詰一幸・人文社会科学部教授は「再編案が先行し、教員への説明が希薄。学生の関心も高い」と説明。「時間はまだある。論点を詰めたい」と話した。
2019/07/15
静岡新聞
静大再編 影響を議論 
計画の概要、現状解説 静岡
静岡大と浜松医科大の法人統合・大学再編を考えるシンポジウムの第2回が14日、静岡市駿河区のあざれあで開かれた。/司会・進行を務めた静大人文社会科学部の日詰一幸教授は、静大静岡キャンパスの学生らに「大学側からの詳しい説明や合意形成の場がない」といった不満がくすぶり、署名活動も始まった現状を挙げて「シンポジウムが、学外の人にも状況を知ってもらう機会になれば」と期待した。
2019/07/14
静岡新聞
静大と浜医大統合・再編考えるシンポ
きょう静岡 駿河区
静岡大と浜松医科大の法人統合・大学再編を考えるシンポジウムの第2回が14日午後1時半~4時、静岡市駿河区の県男女共同参画センター「あざれあ」で開かれる。
2019/07/12
静岡新聞
ニュースBOX=静大生
「再編説明の場を」
学長、ブログで反論
対話求め署名活動
静岡大と浜松医科大の法人統合・大学再編を巡り、静岡大静岡キャンパス(静岡市)の学生を中心に「大学側から詳しい説明や合意形成の場がない」として疑問や不満がくすぶっている。意見交換できるシンポジウムを開くことなどを石井潔学長に求め、署名活動を始める学生も現れた。/一方、石井学長は10日には「法人統合・大学再編についての考え方-とりわけ学生諸君へ-」と題して1年半以上ぶりにブログを更新。3代前の学長時代から、浜医大との統合について「協議が続けられてきた」と歴史的な背景を明かした。法人統合・大学再編による効果を説明した上で、静岡キャンパスの教育や研究組織は統合・再編後も「実質的にはほぼ現状維持。学生数も教員数も決して『小さく』なるわけではない」と強調した。/「静岡キャンパスにはメリットがない」との批判には、法人統合・大学再編にかかわらず、魅力は自ら積極的に打ち出していくのが本筋として「『他地区とくっついていないと自分たちだけでは魅力が出せない』などという他人任せの情けない発想では何も新たなものは生み出せないだろう」と反論した。
2019/07/10
静岡新聞
自民党静岡市議団/
大学の再編に反対/
静岡大と浜松医科大
静岡市議会の最大会派自民党市議団(鈴木和彦会長)は9日、統合・再編に反対の意向を示した。市議会9月定例会で反対の意見書の提出を検討する。/同日、市役所静岡庁舎で開いた統合・再編に関する勉強会で鈴木会長が明らかにした。鈴木会長は「大学再編について、静岡市民にほとんど周知されていない。今の計画では総合大学ではなくなってしまう」と述べ、計画の凍結を求める考えを示した。
2019/07/09
中日新聞
「浜松医科工科大」有力
静大・浜医大の統合名
静岡大と浜松医科大が三月に合意した国立大学法人の統合と大学再編で、浜医大と静大浜松キャンパスでつくる新大学の名称は「浜松医科工科大」が最有力となっていることが関係者への取材で分かった。最終調整のうえ、今秋の決定を目指す。/関係者によると、「浜松医科工科大」は浜医大側が強く主張している。浜医大内では「含まれない場合、統合再編を認められない」との声も出ているという。/一方、静大浜松キャンパスは工学部のほかに情報学部があり、静大側からは「工科が強調され、『情報』が埋没してしまう」などの懸念や、「私立大と勘違いされかねない」といった意見が出ている。このため「浜松医学科学大」「浜松国立大」といった案も残っている。
2019/07/08
中日新聞
話し合いの場求め静大生が署名活動
再編問題で学長に
静大再編をめぐる論点として、次の3点があげられている。第一に、法人化以降、学長のトップダウンによる大学運営が常態化し、ボトムアップによる学部自治が形骸化したこと。第二に、2018年に国立大学改革強化推進補助金が不採択となったが、その理由の一つが「静岡地区の統合メリットが見えない構想」とされた点。つまり、大学と浜松一部財界による「医工連携」に主眼が置かれた構想になっており、その他の領域におけるメリットは不透明であること。第三に、ステークホルダーともいえる地域への説明責任が不十分だということ。実際、学長が3月の経営協議会において、知事や市長から賛同を得ていると説明しているが、これに対して県知事や静岡市長は定例記者会見において「賛同とは言っていない」として大学に抗議している。以上の点を含め、問題の概説が記載されている。
2019/07/02
静岡新聞
学生の意見、要望反映へ
教員と交流ミーティング
本年度から静大農学部
静岡大農学部(森田明雄学部長)は2019年度、学生の意見や要望を学部運営に反映させようと、学生と教員が交流する「フューチャーミーティング」を始めた。/初回は浜松医科大との法人統合・大学再編をテーマに学生約40人が参加した。/会合では農学部の教員が、これまでの流れや執行部の統合・再編案を報告。学生たちは模造紙に「説明の場が足りない」「賛成、反対派双方の意見を聞く場がほしい」などと各自考えを貼り付けた。/3年生の男子学生(21)は「初めて知ることが多かった。大学の問題に対する危機感が欠けていたと痛感した」と感想を話した。
2019/06/24
中日新聞
大学再編を考える
静岡大キャンパスでシンポ
静岡大と浜松医科大の国立大学法人統合と大学再編を巡り、静岡大の教員有志らによる学内シンポジウムが21日、静岡市駿河区の静岡キャンパスであり、関係者や学生ら120人が参加した。坂本教授は、「今後のことを一年半もたたないうちに決めてしまうのはどれほど危険なことか」。本橋教授は「小規模化してしまうと大学のブランド力が低下」してしまうなどと話した。
2019/06/18
朝日新聞
静大学長発言に波紋
2国立大の法人統合「知事ら賛成」経営協議会/静岡県

静岡大と浜松医科大の法人統合・再編計画をめぐり、静岡大の石井潔学長の発言が波紋を呼んでいる。計画を審議した3月の大学経営協議会で、石井学長は、知事、静岡・浜松両市長とも賛成しているという趣旨の発言をした。議事録公開後の今月になって、田辺信宏静岡市長、川勝平太知事が賛意の表明を否定。/これに対し、静岡大の東西分離を伴う再編計画に反対している教員らは反発を強めている。本橋令子・前副学長は「ステークホルダーから賛同を得ているという学長の発言は誤った結論を誘導する。重要な判断材料が虚偽だったのだから、協議を白紙に戻し、丁寧な議論を行うべきだ」と話した。反発に対し、石井学長は「外部からの賛意があるかどうかで、結論が変わることはない。議論のやり直しは考えていない」と述べた。文部科学省国立大学法人支援課は「再編統合は一義的には大学の判断だが、地域に立脚し、支えていただいている以上、可能な限り地域の意向をくみ、相互理解をつくってほしい」としている。
2019/06/12
中日新聞
静大・浜松医大再編議事録
知事「賛成発言せず」
川勝知事は、静岡大と浜松医科大の再編を議論した静大の議事録に、自身が再編に賛成の意向を示している趣旨の記載があったことに触れ、「そのような発言はない。」「大学の自治は大切で、政治家が容喙(余計な口出し、の意味)してはならないというのが大原則」と述べた。/静大の担当者は「田辺市長から抗議があった件も含め、認識の違いがあれば経営協議会の場で説明する」と話した。
2019/06/12
静岡新聞
静岡大の議事録の内容否定
浜松医大との統合・再編で
静岡大と浜松医科大の法人統合・大学再編を巡り、川勝知事は自身が統合・再編に賛成しているとする静岡大経営協議会議事録の記述内容を否定。/議事録には「知事はもともと遠州大学と駿河大学のように大学を二つに分けることを提案しており、賛成している」と大学側が発言した記述がある。川勝知事は「駿河大など初めて聞いた。そういう発言はない。」「政治家が容喙(ようかい)してはならない。」と述べた。
2019/06/5
中日新聞
静大・浜医大の再編議事録 
静岡市長訂正求める
静岡市の田辺信宏市長は4日の定例会見で、静岡大と浜松医科大の再編を議論した静大の議事録に、自身が統合に賛成していると捉えられかねない発言があったとして、議事録の訂正を静大の石井潔学長に求めたことを明らかに。/市役所で今月3日に石井学長と会談した際、田辺市長は「趣旨を間違えている」と抗議したという。会見で、田辺市長は「2月に説明を受けた際、静岡大らしいアイデンティティーをちゃんと確立してほしいとは伝えたが、了承したとか賛成したとか一切言っていない」と述べた。
2019/06/5
静岡新聞
法人統合・再編で議事録訂正求める 
静岡大に市長
静岡大と浜松医科大が合意した法人統合・大学再編を巡り、静岡市の田辺信宏市長は4日の定例記者会見で、静岡大経営協議会の議事録に自身が統合・再編に賛成しているかのような記述があるとして、同大の石井潔学長に訂正を求めたことを明らかにした。/田辺市長は4月の市長選後に議事録を見たといい「2月に石井学長から統合・再編についての説明を受けたが、今回のことを了承したとか賛成したとかは一切言っていない」と述べた。
2019/05/14
中日新聞
「地域と総合大学」意見交換 
静大・浜松医大 再編巡りシンポ
静岡大と浜松医科大の国立大学法人統合と大学再編を巡り、静大の教員有志が十二日、静岡市駿河区の県男女共同参画センターあざれあでシンポジウムを開いた。市民ら百三十人が参加した。/坂本健吉・理学部教授は「浜医大を静大医学部として迎え入れる案など、他の案と比較検討の上、再編案の正当性をデータで示してほしい」と要望。県中小企業家同友会の遠藤一秀会長は「産学連携は、医工学の分野にとどまるべきではないのでは」と指摘した。
2019/05/13
朝日新聞
静大の分離・再編巡り議論 
「教員や予算減少」危惧も 
シンポ /静岡県
地域にとって総合大学とは何か――。静岡大(静岡市駿河区)と浜松医科大(浜松市東区)の統合再編問題で、静岡大の教員や経済団体、自治体の関係者らが12日、静岡市駿河区の男女共同参画センターあざれあでシンポジウムを開いた。市民ら約130人が参加し、主に静岡大の分離・再編について、議論を交わした。/大学再編に詳しい同志社大学の佐藤誠二教授は「統合再編で補助金や交付金が増えるとは期待できない。統合後の法人の運営も、地域や自治体と相談しながら実績を作っていく必要がある」と課題を述べた。
2019/05/13
静岡新聞
静大再編 期待と懸念 
大学、企業関係者ら静岡で議論
静岡大と浜松医科大が合意した法人統合・大学再編について、大学と地元企業、自治体関係者らが議論するシンポジウム「地域にとって総合大学とは何か」(実行委主催)が12日、静岡市駿河区のあざれあで開かれた。/両大の法人統合・大学再編について、地域に開かれた形で十分な議論と合意形成を行う目的で、静大教員の有志が初めて企画した。パネリストとして、県中小企業家同友会長の遠藤一秀・遠藤科学社長や西原茂樹前牧之原市長、学内外の教員が登壇した。
2019/05/08
静岡新聞
静岡大再編 多角的な議論の場に 
教員有志 公開シンポ
静岡大と浜松医科大が合意した法人統合・大学再編を巡り、十分な議論と丁寧な合意形成を求める静大教員が12日、地元の企業経営者や自治体の元首長らをパネリストに迎え、シンポジウム「地域にとって総合大学とは何か」を静岡市駿河区の県男女共同参画センター「あざれあ」で開く。/シンポジウム実行委員長の川瀬憲子人文社会科学部教授は、地方財政の研究者。平成の大合併当時、第三者の立場から全国各地のシンポに出席した。「わだかまりを残さないためにも、立場を超えて多角的に影響を検証することの重要性を肌で感じた」。こうした経験を踏まえ、今回の企画を発案したという。
2019/04/24
朝日新聞
輸送産業の未来は、話し合い
「業種超えた連携を」 
浜松でフォーラム /静岡県
スズキの鈴木修会長や県の天野朗彦経済産業部長、静岡大の木村雅和副学長らの座談会もあり、「地元企業は幅広く連携し、固有技術を見極めるべきだ」「産官学金、特に静岡大との連携が必要だ」「静大と浜松医大が統合するので、乗ると健康になる浜松らしい車を作ったらどうか」といった意見が出た。
2019/04/06
静岡新聞
社説(2019年4月6日・土曜日)
=静大浜医大統合へ-より丁寧な説明が必要
今回、両大学は合意書に新大学名や新法人本部の設置場所、新法人、新大学の業務内容を明記せず、今後早急に決定または調整するとした。合意書とともに両学長が署名した「確認書」には、再編後の両大学の将来像・振興策を検討する専門委員会を設置し、教職員との丁寧なコミュニケーションと合意に基づき進めると盛り込んでいる。
 大学の役割は、革新的研究と高度人材の育成だろう。近年はAIの進展などから、社会人の学び直し(リカレント)の重要性も指摘される。統合再編後に、これらの使命を果たし、地域に貢献するためには、全学体制で臨む必要がある。
2019/04/05
静岡新聞
経験を日本の力に 
学長「再編へアイデアを」 静岡大入学式
石井潔学長は式辞で祝意を述べた後、浜松医科大との法人統合・大学再編の具現化にも触れた。「大学の重要な構成員である皆さんの新鮮なアイデアもできる限り反映したい。積極的に声を寄せてほしい」と呼び掛けた。
2019/03/30
日本経済新聞
静大と浜松医大、
法人統合・大学再編へ合意書締結。
静岡大学と浜松医科大学は29日、法人統合・大学再編に向けた合意書を締結した。/静大の石井潔学長は静岡市内で開いた記者会見で、「経営資源を効率化できるだけでなく、医学が加わることで研究や地域連携を深化できる」と統合の意義を強調。/静大の教員の間で反対の声が出ていることについて、石井学長は「感情論だ。理解を得られなかったのは残念」と語った。ただ両大は確認書で、統合を話し合う連携協議会の下に「専門委員会」を設け、教職員との対話を続けると明記した。
2019/03/30
読売新聞
静大・浜松医科大 統合合意 
新入生は22年度を目指す=静岡
静岡大(静岡市駿河区)と浜松医科大(浜松市東区)は29日、運営法人の統合について基本合意した。2021年度までに新法人「静岡国立大学機構(仮称)」を設立し、新法人が静岡地区と浜松地区の2大学を運営する。新体制での入学者の受け入れは2022年度を目指す。/静岡大の石井潔学長は「経営資源をより効率化できるほか、医学分野との連携で地域の課題により対応できる」と意義を強調。
2019/03/30
朝日新聞
統合・再編に合意 
静大・浜松医大の両学長 /静岡県 
1法人2大学への統合・再編を検討してきた静岡大(静岡市駿河区)と浜松医科大(浜松市東区)の両学長が29日、静岡市内で記者会見し、再編の合意書締結を発表した。/石井潔学長は「統合については丁寧に説明をしてきた」と強調。
2019/03/30
中日新聞
静大と浜医大 統合合意 
22年度から 新大学入学受け入れ
静岡大と浜松医科大は29日、国立大学法人の統合と大学再編に合意した。法人統合と新たな二大学への再編を2022年度中に行い、翌22年度から新大学の入学者を受け入れる。
2019/03/30
静岡新聞
静大・浜松医大 統合合意 
「知の拠点で地方創生」
再編を巡り、静大静岡キャンパスでは反対も根強い。石井学長は会見で、確認書に「(大学の将来像・振興策の検討は)教職員との丁寧なコミュニケーションと合意に基づき進める」との項目を入れた点に触れ、「感情論を乗り越え、生産的な議論をしていきたい」と強調。浜医大の今野学長も一般教養の重要性を挙げ、静岡側の教員に「浜松地区の新大学に協力していただきたい」と求めた。 文部科学省国立大学法人支援課は、両学長らには「静岡地区のメリットをはじめ構成員への丁寧な説明と、コミュニケーションを取りながら進めることが求められる」とした。
2019/03/30
静岡新聞
期待感は「西高東低」 新名称など決まらず
-静大・浜松医大 統合合意
工学部、情報学部がある静大浜松キャンパスと浜医大で構成される浜松地区の新大学に比べ、静大静岡キャンパスが中心となる静岡地区の新大学には「統合メリットが見えない」(国立大学改革強化推進補助金に関する検討会の所見)との指摘がある。静大静岡キャンパスの教職員や学生らからは、案の再考や丁寧な合意形成を求める声も相次ぐ。 学外委員が過半数を占める27日の静大経営協議会。関係者によると、学外委員の一人は「法人本部の場所も大学名も決まっていない段階で合意書を出せるのか。企業のM&Aなら、もっと詰める」と苦言を呈したという。/石井学長「静岡大では静岡キャンパスと浜松キャンパスを独立的に運営したい意見があった。事務組織などの独立性を増すことはしてきたが、これまでの枠組みでは難しかった。国立大学法人法の改正による1法人複数大学の制度はわれわれに都合が良かった」 今野学長「12、13年前に医科単科大学が次々と総合大学の医学部になったが、成功しているとは言えない。本学でも検討し、やめた経緯がある」
2019/03/29
日本経済新聞
静大・浜松医大、法人統合を決定、
21年度めど。
静岡大学は28日、浜松医科大学との法人統合・大学再編を決定した。浜松医大も統合を決めており、両大学は2021年度をめどに「静岡国立大学機構(仮称)」を立ち上げ、運営法人を統合する。静大教員らの中には再編に慎重論も残るが、学生数の減少が進むなか、再編は避けられないと判断した。
2019/03/29
静岡新聞
静大・浜松医大きょう合意 
両学長調印へ-法人統合・大学再編
静岡大(石井潔学長)と浜松医科大(今野弘之学長)は29日、法人統合と大学再編による1法人2大学制への移行に向け、合意書を締結する。/本橋令子副学長は「キャンパスの分離による2大学化で規模を小さくすることがいい案とは思えない」と指摘。人文社会科学部の田島慶吾教授は「大学始まって以来の重要改革を進めるには拙速」と述べた。農学部の鳥山優副学部長は「開かれた大学づくりのためには地域や学外からの意見も取り入れるべき」と要望した。
2019/03/28
静岡新聞
統合再編へ賛意多数 
学外委員、懸念や注文-静大・浜松医大
静岡大と浜松医科大が検討している法人統合・大学再編構想で、静大は27日、学外委員が過半数を占める経営協議会を開いた。関係者によると、学外委員の多くは法人統合・大学再編案に大筋で賛意を示したが、懸念や注文が相次いだという。/関係者によると、静大経営協議会には外部委員9人中、6人が出席。このうち5人が賛意を口にしたという。ただ、委員からは「教職員は財産であり、もう少し時間をかけて議論するべき」「教育レベルの低下や混乱が生じないよう慎重に実施を」「大学ブランドは重要で、ビジョンを示すべき」といった意見も出された。欠席者の中には、進め方が拙速として反対を表明した委員もいるという。
2019/03/23
中日新聞
合意延期求め署名提出 
静大・浜医大再編 教職員289人分
静岡大と浜松医科大の国立大学法人統合と両大の再編で、静大の反対派教員が22日、今月末とされる両大学の合意延期などを求める教職員289人分の署名を、静大の学内議長宛てに提出した。「静大の将来に極めて影響が大きい構想にもかかわらず、法人統合のメリットやデメリットの適切なエビデンス(根拠)が示されていない」などとし、計画の再検討を求めた。
2019/03/23
静岡新聞
再編合意延期助言を 反対の静大職員289人
-学長選考会議に請願
静岡大と浜松医科大が検討中の法人統合・大学再編による1法人2大学制への移行構想で、現行案に反対する静大教職員が22日、同大学長選考会議に対し、石井潔学長に案の再検討と納得できる合意形成、3月末とされる基本合意の延期を助言するよう請願した。289人が賛同した。/請願趣旨によると、静大の将来への影響が大きい構想にもかかわらず、法人統合によるメリットやデメリットの適切な根拠が示されておらず「多くの学内構成員の納得を得られていない」と指摘。
2019/03/20
朝日新聞
静大再編案の賛否拮抗 /静岡県 静岡大は19日、学長と副学長、6学部の学部長、副学部長らによる教育研究評議会を開き、浜松医科大との法人統合・大学再編案について採決した。結果は賛成14、反対13で拮抗(きっこう)した。拘束力はなく、最終的には27日の経営協議会にかけ、28日の役員会で決定する。
2019/03/20
静岡新聞
静大評議会、僅差で賛成 
浜松医大との統合・再編案 役員会で最終決定
静岡大は19日、石井潔学長や理事、各学部長らでつくる教育研究評議会を開き、浜松医科大との法人統合・大学再編案について評議員27人の意向を確認した。関係者によると、結果は賛成14、反対13だった。有識者ら学外の委員が過半数を占める経営協議会にも諮った上で、役員会で最終決定する。役員会は評議会でいずれも賛成に回った石井学長と4人の理事で構成するため、浜医大との合意締結に向かう公算が大きくなった。
2019/03/19
読売新聞
静大・浜松医科大の統合に慎重な議論を 
反対する教員ら=静岡
静岡大(静岡市駿河区)と浜松医科大(浜松市東区)の統合を巡り、反対する静大の教員らが18日、県庁で記者会見を開いた。/これに対し、反対する教員らは、昨年春に統合計画が浮上したことを踏まえ、「重大な決定を1年で行うのは拙速」と主張。静岡キャンパスを中心とした女性教員のほか、学生や退職教員からも反対声明が出ているとして、「静岡キャンパスのビジョンを示し、議論をもっと深めてほしい」と話した。
2019/03/19
朝日新聞
2大学統合再編、「議論尽くして」 
反対の静大教員ら会見 /静岡県 
静岡大と浜松医科大を1法人2大学に統合再編する案に反対している静岡大の教員ら8人が18日、県庁で記者会見/本橋令子副学長らが、教員有志や学生が出した五つの反対声明や請願、意見書を紹介。いずれも静岡大が東西に分割され、規模が小さくなれば、優秀な学生や教員が集まりにくくなるなどとデメリットを挙げている。/理学部の坂本健吉副学部長は「70年間、東西のキャンパスが協力し、静岡大として培ってきた成果がご破算になる。この再編は県や県民にとっても得策なのか、内外で議論を深めてほしい」と話した。
2019/03/19
中日新聞
合意延期求め300人署名 
静大・浜医大再編 反対教員が会見
静岡大と浜松医科大学が協議している国立大学法人統合と両大の再編で、静大の本橋令子副学長ら反対派の教員が18日、県庁で記者会見し、法人統合の合意延期を求める約300人の署名が集まったと明らかにした。/本橋副学長は「石井潔学長が受け入れない場合、学長のリコール(解任)も検討するべきだ」と語った。
2019/03/19
静岡新聞
「議論尽くされてない」 
静大再編、教員有志が反対表明
静岡大と浜松医科大が検討している法人統合・大学再編による1法人2大学制への移行構想で、静大静岡キャンパス(静岡市駿河区)の教員有志8人が18日、現行案への反対を表明する記者会見を県庁で開き、「十分に議論が尽くされたとは言えない」と合意形成の過程を批判した。
2019/03/16
静岡新聞
静大再編「熟議を」 
教員OBら書面提出
静岡大と浜松医科大が検討中の法人統合・大学再編による1法人2大学制への移行構想で、静大の佐藤博明元学長ら教員OB約30人が15日までに、十分な検討と熟議を求める書面を同大教育研究評議会に提出した。
2019/03/14
朝日新聞
統合再編案、静大内から反対 
浜松医大と、両学長が基本合意意向 /静岡県
静岡大(静岡市駿河区)と浜松医科大(浜松市東区)が検討中の1法人2大学への統合再編案に、学内から異論が相次いでいる。とりわけ、東部と西部に2分割されることになる静岡大は、1月にあった学部ごとの意見集約で6学部中4学部が「反対多数」。文部科学省の大学改革補助金への申請も「静岡キャンパスのメリットがみえない」との理由で不採択になった。/分割される静岡大側の危機感は強い。今年1月に集約された学部ごとの意見では、教育、理、農、人文社会科の4学部で反対が相次いで表明された。「大きさはそれだけで力。小規模大学になることで、優秀な教員を獲得することが難しくなる」(理学部)、「6学部が一体となり、地域社会に及ぼしてきた存在感や影響力が低下する」(人文社会科学部)。工学部、創造科学技術大学院や地域創造学環、グリーン科学技術研究所も原案に懸念を表明し、賛成・支持は情報学部と電子工学研究所にとどまる。/これを石井学長が学内の掲示文書で「客観的な認識に基づかない表面的な『イメージ』のみに基づく反対論」と退けたことが、火に油を注いだ。農学部のある教員は「なぜ静岡大を分けなければいけないのか、という素朴な疑問に答えていない」。人文社会科学部の教員も「法人統合には賛成だが、浜松医科大の要望を丸のみし、静岡大のデメリットを考えようともしない姿勢に失望した」と話す。/これを石井学長が学内の掲示文書で「客観的な認識に基づかない表面的な『イメージ』のみに基づく反対論」と退けたことが、火に油を注いだ。農学部のある教員は「なぜ静岡大を分けなければいけないのか、という素朴な疑問に答えていない」。人文社会科学部の教員も「法人統合には賛成だが、浜松医科大の要望を丸のみし、静岡大のデメリットを考えようともしない姿勢に失望した」と話す。/文科省国立大学法人支援課は法人統合の意思決定権は学長にあるとしながらも「学長には、経営協議会や学部長らに統合の意味を説明する責任がある。法人統合の合意までに調整が取れているかどうか、確認したい」と述べた。
2019/03/14
静岡新聞
「静大再編、地域の損失」 
女性教員43人、反対声明公表
静岡大と浜松医科大が検討している法人統合・大学再編による1法人2大学制への移行構想で、基本合意書の締結が3月末とされる中、再編に反対する静大教員の動きが活発化している。女性教員43人は13日、連名で反対声明を公表した。/女性教員側は「キャンパスの分離で教育・研究力が弱まる」と懸念。「文系、理系、融合分野の学部を備えた総合大学の静大だからこそ県内のニーズを幅広く拾い上げることができた」として、1法人化は支持した上で、大学の再編に反対している。/「女性教員の半数弱が声明に賛同している。構想案が静岡県のためになるのか問い掛けたい」と話した。
2019/03/13
静岡新聞
女性教員有志が再編反対の声明-静岡大静岡大と浜松医科大が検討している法人統合・大学再編による1法人2大学制への移行構想で、静大の女性教員有志が12日、執行部案への反対声明をまとめた。/「静大を二つに分割することのない方法を選択すべき」と訴えている。
2019/03/08
静岡新聞
ニュースBOX=浜医大と再編、静大内反対強く 
合意手続き 注目 法人統合構想
静岡大と浜松医科大が検討している法人統合・大学再編による1法人2大学制への移行構想。静岡市の静大静岡キャンパスを中心に反対論は根強く、反対声明や上申書などが相次いで出されている。一方、両大の執行部は3月末にも基本合意書を締結する意向を崩していないとみられ、重要局面を迎える学内手続きに注目が集まる。/声明は、より大きな問題として議論の進め方や意思決定の仕方を挙げている。学長候補者意向投票時に法人統合・大学再編構想は示されていなかったとし、石井学長に説明責任を果たすことを求めるよう学長選考会議(議長・塩田進元静岡理工科大学長)に要望。「静岡と浜松にまたがる『静岡大』の存在は、教職員だけでなく、学生、卒業生、地域社会、国民に浸透している。それこそが『静大ブランド』」と訴えた。
2019/03/06
静岡新聞
統合再編「再考を」 
反対教員 署名、請願へ-静大・浜医大
静岡大と浜松医科大が検討中の法人統合・大学再編による1法人2大学制への移行構想で、執行部案に反対している静大教員の一部が、同大学長選考会議長に対して、石井潔学長に案の再検討と納得できる合意形成、3月末とされる基本合意延期を助言するよう請願する方針を固めたことが、5日までの関係者への取材で分かった。
2019/03/05
中日新聞
静大・浜医大統合 
合意案 教職員の待遇変えず
静岡大と浜松医科大が協議を進めている国立大学法人統合と両大の再編で、両大が今月中に調印するとみられる合意書案の内容が複数の関係者への取材で分かった。両大に所属する教職員の身分や待遇を法人統合後も維持することを保証する一方、新大学名については文部科学省と調整を見据えて決定を見送る。
2019/03/05
静岡新聞
病院会計は「独立採算」 
静大・浜医大が検討-法人統合 大学再編
静岡大と浜松医科大が検討している法人統合・大学再編による1法人2大学制への移行構想で、両大の執行部が、医学部付属病院の会計を独立採算とする方向で検討を進めていることが、4日までの関係者への取材で分かった。
2019/03/03
静岡新聞
新法人は「静岡国立大学機構」 
22年度2大学設置-静大・浜医大 統合再編
静岡大と浜松医科大が検討している法人統合・大学再編による1法人2大学制への移行構想で、両大の執行部は、統合後の法人名を「静岡国立大学機構」とする方針を固めた。/法人統合・大学再編を巡っては、静大静岡キャンパスの教員を中心に「大学の将来像が示されていない」「キャンパスの分離は地域社会における存在感や影響力を大きく低下させる」などと反対の声が依然として根強い。一方、静大の石井潔学長は「表面的な『イメージ』のみに基づく反対論」と指摘し、法人統合・大学再編を進める考えを示している。
2019/03/02
中日新聞
「静岡国立大学機構」
静大、浜松医大統合 新法人名固まる
静岡大と浜松医科大が協議を進めている国立大学法人統合と大学再編で、両大でつくる新法人の名称が「静岡国立大学機構」で固まったことが分かった。
2019/02/24
中日新聞
静大・浜医大統合「新名称」決定保留へ 
18年度合意文書に盛らず
静岡大と浜松医科大が協議を進めている国立大法人統合と大学再編で、両大が2018年度中の新大学名の決定を見送る方針であることが分かった。3月中に作成される合意文書でも新名称に関してはふれられない見通し。
2019/02/13
中日新聞
国立大学法人の経営統合可能に 閣議決定 
名大・岐阜大は来春
静岡大と浜松医科大は、運営法人を統合し、浜松市にある静岡大の工、情報の二学部と浜松医科大学を新たな大学に再編する計画だ。/新大学で新1年生を迎える時期は、最短で2021年4月を目指している。
2019/02/12
静岡新聞
静大、浜松医大 
統合協議進める
県内では、静岡大と浜松医科大が法人統合に向けて協議を進めている。
2019/02/08
静岡新聞
静大学長 意見書に反論 「表面的反対論多い」
-浜松医大との法人統合・再編
静岡大と浜松医科大が検討している法人統合・大学再編による1法人2大学制への移行構想を巡り、静岡大の石井潔学長は7日までに、各部局から提出された意見書に対する自身の見解を文書にまとめ、学内に示した。各部局意見書では、反対や懸念の声も強かったが、石井学長は「表面的な『イメージ』のみに基づく反対論が多かった」と反論した。/意見書には各部局のうち、人文社会科学部と農学部、理学部、グリーン科学技術研究所が「反対」と明記した。「(キャンパスの)東西分離は地域における存在感や影響力、信頼が大きく低下しかねない」「ビジョンと戦略が欠落している」などと主張。教育学部の教員アンケートでも「反対」が最多数を占め、工学部も「多くの反対意見が出た」としていた。
2019/01/26
静岡新聞
静大4学部 原案反対 
執行部に意見書-浜松医大と法人統合・大学再編
静岡大と浜松医科大が検討している法人統合・大学再編による1法人2大学制への移行構想案を巡り、静岡大の6学部のうち、静岡キャンパス(静岡市)の人文社会科学部と農学部、理学部、教育学部の4学部が反対の意思を伝える意見書を同大執行部に提出していたことが25日、関係者への取材で分かった。浜松キャンパス(浜松市)の工学部も懸念の声が多く、支持したのは情報学部だけ。教員の一部からは「何のための統合・再編かが見えず、結論を急ぐ必要はない」との指摘も上がり、根強い反発が浮き彫りになった。/学部のうち、反対が多数を占めた人文社会科学部と農学部、理学部は「東西キャンパスの分離・再編案は地域社会における存在感や影響力を大きく低下させる可能性がある」などと指摘。「反対」と意見書に明記した。教育学部と工学部も「3月中の原案決定を是としないことが多数意思だと確認された」「多くの反対意見が出された」と報告している。このほか電子工学研究所は「基本的に賛成」とし、グリーン科学技術研究所は反対。創造科学技術大学院は懸念を示し、地域創造学環は賛否表明を避けた。
2019/01/26
静岡新聞
キャンパスの未来 
職員が対話集会-静岡大
静岡市駿河区の静岡大で25日、同大静岡キャンパスの未来を話し合う「未来のための対話集会」が開かれた。教職員ら15人と石井潔学長が魅力あるキャンパス創りに向け意見を交換した。
2019/01/26
静岡新聞
3月末までに制度設計方針 執行部
-静岡大と浜松医大、法人統合・大学再編
静岡大と浜松医科大は2018年6月、運営法人の統合と大学の再編を視野に入れ、連携の在り方を検討する「連携協議会」を設置した。/
構想によると、国立大学法人法の改正を見据え、両大学の国立大学法人を統合し、静大浜松キャンパスの2学部と浜医大による新大学と、静大静岡キャンパスの4学部中心の新大学に再編する。地域ごと小回りの利く大学に整えることで、機能の強化を目指す狙い。
2019/01/12
中日新聞
浜松ホトニクス 晝間明社長 
次世代拓くコンペを
インタビューの中で、浜松ホトニクスの晝間社長は、今後やりたいこととして、「大学ベンチャーや、新事業をしようという浜松近辺の中小企業が参加するコンペを来年には開きたい。静岡大と浜松医科大が(統合・再編で)」一緒になろうとしており、良い環境が整いつつある。光を使った医学器機の開発といった健康産業への取り組みを、ベンチャーや中小が共にできる仕組みを作る。光産業創成大学院大学を中心にカリキュラムをうまく回す体制を整えたい。」と答えた。
2018/10/26
静岡新聞
制度設計は年度内に 
静大、浜医大 統合・再編で協議
静岡大と浜松医科大は26日、法人統合と大学再編による1法人2大学制への移行を検討する第3回連携協議会を静岡市駿河区の静大静岡キャンパスで開いた。当初は最短で2018年内に可否を決定するとしていた法人統合・大学再編の制度設計について、18年度内(19年3月末)にずらす方針を確認した
2018/10/11
静岡新聞
「大学の強み伸長が鍵」 
人口減時代の教育議論 静岡でシンポ
ふじのくに地域・大学コンソーシアムは10日、シンポジウム「静岡県の大学の将来像を探る」を静岡市駿河区のグランシップで開いた。/石井氏は、静岡大と浜松医科大が検討を進める法人統合と大学再編について「高齢社会の中で、(静岡大は)医療や看護などの分野で弱点がある」と狙いを語った。
2018/07/27
朝日新聞
(遠州考)医療のやらまいか:3
明治にルーツ、浜松医師会のプライド /静岡県 
国立医科大は、設置場所で静岡市と浜松市が激しく対立する。カギを握ったのは、知事竹山祐太郎。磐田市出身で、本音は当初から浜松。平山とは水面下で通じていたとされる。平山は市内の半田山に土地を確保した。竹山は「静岡市」に理解を示しつつ、田中角栄首相が誕生して「1県1医大構想」をぶち上げると「浜松市に」と表明。静岡市を中心に中部地方の議員の反発を招いた。この時の対立は、74年の知事選の保守分裂、静岡市への県立子ども病院設立につながった。/そして今、「マグマ」が再び動き出した。静岡大浜松キャンパスと浜松医大の統合協議だ。当然のように静岡キャンパス側の不満が強まっている。
2018/07/25
静岡新聞
社説(2018年7月25日・水曜日)
=静大、浜医大再編-強み生かせる改革図れ
静岡大と浜松医科大が再編や法人統合に向けて動き出した。静岡大浜松キャンパスの工、情報の2学部と浜松医科大で構成する浜松市の新大学、静岡大静岡キャンパスの人文社会科学、教育、理、農の4学部を中心にした静岡市の新大学にそれぞれ再編し、両大学の運営法人は統合して新たな国立大学法人にする。/地域自体に魅力がなければ学生も集まらず、卒業後も県外に流出してしまうだろう。企業や自治体は人材の確保のためにも、大学の取り組みに支援を惜しんではならない。
2018/07/24
朝日新聞
静大・浜松医大、再編向け協議会 
3専門委設置へ /静岡県
静岡大と浜松医科大の運営法人を統合した上で、大学再編に向けて検討する連携協議会の第1回会合が23日、浜松市内で開かれ、両大学の正副学長や理事ら5人ずつが出席した。
2018/07/24
静岡新聞
静大、浜医大統合・再編 
3分野の専門委 設置 組織、教育、研究
-連携協議会 初会合
静岡大と浜松医科大は23日、法人統合と大学再編による1法人2大学制への移行を検討する連携協議会の初会合を浜松市中区で開いた。議論の進め方や検討事項を協議し、3分野の専門委員会を設置して具体的な協議に入ることを決めた。/石井潔静大学長は「新法人、大学の名称は最初に決めなければいけない」との認識を述べた。
2018/07/20
朝日新聞
大学の法人統合、浜松市長「歓迎」 
静大・浜松医大 /静岡県
浜松市の鈴木康友市長は19日の定例記者会見で、静岡大と浜松医科大の法人統合について、「大変ウェルカム。ぜひ推進して頂きたい。国への陳情も必要になるだろうから、私のネットワークも最大限活用し、成就するよう進めたい」と述べた。
2018/07/20
静岡新聞
静大、浜医大再編を歓迎 
「実現へ最大限支援」-浜松市長
静岡大と浜松医科大が7月下旬にも協議を始める法人統合を伴う大学再編について、鈴木康友浜松市長は19日の定例記者会見で「ぜひ推進を。行政として最大限のサポートをしていく」と述べ、両大学と連携しながら、再編構想の実現を後押しする考えを示した。/鈴木市長は「両大学の資源を互いに活用し機能強化を図る取り組み」と構想を評価し、「光と医療の合体によって新しい健康・医療産業が生まれる可能性がある」と浜松の産業への貢献に期待した。
2018/07/20
静岡新聞
解説・主張 SHIZUOKA
=静大、浜医大 再編協議 研究や教育活性化へ 優秀な人材集う好機に
静岡大と浜松医科大が連携協議会を設置し、大学再編を含めた法人統合に向けて7月下旬から本格的な協議を始める。少子化による競争激化に先手を打ち、機能強化にかじを切る。/地方大の将来を考えた時、時勢を見極めて魅力的な組織転換へと動く姿勢は学生や研究者から好感を得られる。これから事務、教育、研究組織の編成、大学名などの詳細な検討が始まる。当局は議論を極力公表し、不安解消や期待感醸成に努めてほしい。大学の使命は革新的研究と高度人材の育成。県内をけん引する2大学の連携が魅力的な研究成果を生み出せば、若者流出にあえぐ本県に優秀な人材が集まる好機になる。
2018/07/12
朝日新聞
国公立大学のいま:下)
国立大、財政強化へ寄付金集め
静岡大と浜松医科大は法人統合と同時に大学再編にも踏み込み、21年度には新法人が、静岡市と浜松市で一つずつの新大学を運営する計画を立てる。ただ、静岡大では「総合大学の看板を捨て、中規模大を二つ作ることは、デメリットの方が大きい」との意見がある。両市は約80キロ離れており、どちらに法人本部を置くかといった課題も残る。
2018/06/29
日本経済新聞
経営効率向上めざす、
静岡大と浜松医大、法人統合へ協議会。
静岡大と浜松医科大は28日、両国立大学法人の統合に向けた連携協議会を設置した。/両学長が静岡大浜松キャンパスで記者会見。静岡大の石井潔学長は「産業振興や人材育成に大きな意義がある」と話した。浜松医科大の今野弘之学長は医学と工学を融合させることで「多くのシナジー効果が生まれると確信している」と述べた。/浜松キャンパスと浜松医科大を一体化し、新たな大学にする構想もあるという。
2018/06/29
朝日新聞
法人統合へ「連携協設置」 
静岡大と浜松医科大発表 /静岡県
2021年度の法人統合へ向けて静岡大と浜松医科大が具体的な協議を始めることになった。静大の石井潔学長と浜松医科大の今野弘之学長が28日、一法人複数大学方式を検討する「連携協議会」の設置を発表。/今野学長はそれに加え、「医工連携の進展など時代の変化が協議会設置につながった」と強調。「医大側には反対はほとんどない」とする。/一方、大学の規模が縮小する形になる静岡キャンパスには、反対論が渦巻く。「先月末に石井学長から教職員に説明があったが、教職員からは『4学部の小さな大学では魅力や存在感が乏しく、学生の募集にも苦労する』という意見が大半だった」と出席者は言う。
2018/06/29
朝日新聞
静岡の2大学 法人統合へ 静岡大(静岡市駿河区)と浜松医科大(浜松市東区)は28日、2021年4月をめどに両大の国立大学法人を統合すると発表した。
2018/06/29
朝日新聞
静岡2大学、統合へ協議会 静岡大(石井潔学長)と浜松医科大(今野弘之学長)は28日、両国立大学法人の統合を話し合うための「連携協議会」を設置したと発表した。
2018/06/29
静岡新聞
再編 年内にも結論 
将来に向け 機能強化-静大、浜医大
静岡大と浜松医科大の再編、国立大学法人統合を検討する連携協議会について、石井潔静大学長と今野弘之浜医大学長は28日に浜松市中区で開いた記者会見で、最短で2018年内に再編・統合の可否の結論を出すとの見通しを示した。両学長は「両大学の機能強化が目的の大学改革で、持続的成長を見据えた取り組み」と再編・統合の狙いを強調した。/「これが自然な形」と語るのは、静大浜松キャンパスの工学部教授。同じ静大でも約80キロ離れた静岡キャンパスとの連携は困難。/一方、静大静岡キャンパスの農学部が実施した教員アンケートでは、大半が再編構想に反対。/両大学の構想には周辺大学も注目する。静岡文化芸術大(浜松市)の横山俊夫学長は「地域や産業界を巻き込み、県内の高等教育のあり方について議論が深まってほしい」と期待しつつ、公立大や私大も交えた大学等連携推進法人への関わりについては「どんな展開を目指すのか注視する」という。ベンチャー企業を育成する光産業創成大学院大(同)の瀧口義浩学長は「大学と企業が組んだ開発や販売など、実践に近いところで本学も協力できる」と話した。/県立大(静岡市)では静大、浜医大の構想に肯定的な見方がある一方、関係者は「県立大と国立大では母体が異なり、連携が難しい。静大との関係性が今後は変わるかもしれない」と語った。
2018/06/28
日本経済新聞
静大と浜松医大、統合へ協議会。静岡大と浜松医科大は28日、両国立大学法人の統合に向けた連携協議会を設置した。少子化が進む中で経営効率を高める狙いがあり、新法人の2021年4月発足を目指す。
2018/06/28
静岡新聞
静大、浜医大 再編へ協議会 
他大と連携法人も視野 設置発表
静岡大と浜松医科大は両大学の再編と運営法人統合を視野に連携の在り方を検討する「連携協議会」を設置した。
2018/05/26
朝日新聞
2国立大、法人統合検討 
静岡大と浜松医科大 3年後めど /静岡県
静岡大(静岡市駿河区)と浜松医科大(浜松市東区)が法人統合を検討している。/静岡大が教員らに示した資料によると、法人の下に浜松医科大と静岡大浜松キャンパス(工、情報学部など)を統合した「県西部大学」(仮称)、静岡大静岡キャンパス(人文社会科、教育、理、農学部など)を中心とする「県中部大学」(仮称)を置く構想。/法人統合のメリットとして、大学側は業務の効率化やキャンパスごとの意思決定の迅速化を挙げる。だが、静岡と浜松のどちらに法人の本部を置くのか、浜松の新大学は、浜松医科大と静岡大のどちらが主軸になるのかなど不明な点も多い。/ とりわけ、「東西分離」を余儀なくされる静岡大側の反発は強い。24日、静岡キャンパスであった学長による教員向けの説明会では、「なぜ浜松医大だけを連携相手と考えるのか」「半端な中規模大学が二つできるだけ。静岡キャンパスには何のメリットもない」など、厳しい質問が相次いだという。ある教員は「組織改編が先行し、静岡大学の強みや教育理念は何かという根幹がないがしろにされている」と懸念を述べた。
2018/05/22
静岡新聞
静大、浜医大再編 
「連携模索は自然」-知事会見
静岡大と浜松医科大が両大学法人の統合を視野に再編の検討を始めたことについて、川勝知事は「医療は高いレベルの技術が必要で、何らかの連携を模索するのは自然」だと述べ、両大学の連携は妥当だとの認識を示した。/「地域自立型、地域密着型、地域支援型の大学(再編になる)。さまざまに連携するのはいいこと」だとも語った。
2018/05/19
日本経済新聞
静大と浜松医大、法人統合を検討。静岡大(静岡市)と浜松医科大(浜松市)が運営法人の統合を検討していることが18日分かった。法人に加えて大学も再編し、経営の効率と競争力を高めることを狙う。
2018/05/18
静岡新聞
静大、浜医大 再編へ 法人の一体化 検討 
静岡、浜松 2大学体制に
静岡大(静岡市駿河区)と浜松医科大(浜松市東区)が両大学法人の統合を視野に大学再編の検討を始めていることが17日、関係者への取材で分かった。数年内に浜松医科大と静岡大浜松キャンパス(同市中区)の統合を核に新たな2大学に再編し、一体化した大学法人の下で2大学の連携を図る。両大学は今後、協議会を設置し、具体的な検討に入るとみられる。県内国立大の再編が進展することで、他大学へも影響を及ぼす可能性もある。