ようこそ 静岡大学の分離再編を考えるHPへ

 いま、静岡大学では、浜松医科大学との法人統合に加えて、静岡市と浜松市にある東西二つのキャンパスを分離して、異なる二つの大学に再編するという計画が急ピッチで進んでいます。2019年3月末には、大学の執行部にあたる教育研究評議会や経営協議会での決定を受けて、両大学の学長による基本合意がなされました。統合再編後の具体的内容は、これから両大学で審議していこうというものです。

 しかし、県内唯一の比較的大きな規模を有する「総合大学としての静岡大学」が、静岡キャンパスと浜松キャンパスで完全に分離され、70年もの伝統を持つ大学の形を変えてしまうこの計画に対しては、学内からも「あまりにも性急すぎる」「十分な合意がなされていない」などといった意見が強く出されています。合意を求める学内署名では、300名近くも集まりました。

 こうした中で、女性教員有志約半数による「反対声明」、県庁記者クラブでの記者会見、公開シンポジウムの開催など、学外の多くの皆さまに少しでも関心をもっていただけるような企画を行い、情報発信をしてまいりました。おかげ様で、多くのメディア関係者に報道をしていただき、学外の多くの方々にも広く関心を持っていただけるようになりました。

 このHPは、静岡大学と浜松医科大学との法人統合・再編に関する情報をまとめ、関心を持つ方々に広く共有していただくために、「静岡大学教員有志の会」で開設いたしました。 学内で公表されている資料に加え、関係省庁や政治家、地域の方々の発言・メディアでの報道など、様々な情報を紹介することによって、オープンな形でこの問題について議論を進め、またこれからの時代に向けた大学の在り方を考える基礎を作ることを目指しております。「有志の会」が企画するシンポジウムなどのイベント情報も、随時お知らせします。